2010/05/13

パーセプションが行動を支配する:MBAで学ぶ100のエッセンス(1)

価値に応じて対価を払う。これは経済の基本である需給バランスの需要曲線を決めるものだ。

だが、この「価値」とは実は極めて主観的な概念だ。
この主観的なものの捉え方をパーセプションという。

「パーセプションが行動を支配する」とは、
その対価としていくら払うかは、消費者のパーセプション次第ということだ。
そして、このパーセプションは、現実にそのもの自体がどうでかあるかに関係しない。
消費者がどのようなパーセプションを持つか、そのパーセプションにどのように影響を及ぼせるかが、
マーケティングの主要な役割だ。

われわれ一人一人がどのようなものの見方をするかで、行動が変わってくる。
行動を起こす主体が個人である以上、個人のパーセプションが究極的には行動を決する。

不可能を可能にすることはできないが、可能なものを不可能と捉えているのであれば、
パーセプションを変えることで、可能性が広がる。

「諦めたら、そこで終わり」

と意識して、自分のパーセプションをチェックし続ける姿勢を維持したいものだ。

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