渡米にあたって最も懸念していたのは食事だ。
過去にシカゴを訪れた際には、パイのように分厚いシカゴピザや、山盛りのパスタばかりに遭遇した。
そうした食事ばかりでは、体へのダメージが大きい。
実際、「メンズ・フィットネス」誌によると、シカゴの肥満度は全米13位。同誌の過去のランキングをみると、ベスト5入りも多く、恒常的に肥満人口が多い。主な原因は、気候が寒く車に依存して運動しない、カロリーの高い食事を好む、といったところだろう。
食事に関してはまた、コストをなるべく押さえたいとも考えていた。
健康的でコストの安い食事をどのようにとるか、が課題だ。
まず、押さえたのが野菜ジュースのV8(低塩)だ。
V8はトマトベースで口当たりも良く飲みやすく、値段も4ドル程度と手頃だ。
ポイントは「low sodium(低塩)」版を買って、塩分の摂取量を押さえることだ。
さらにCVS(ドラッグストア)で安い食パンを買って、ピーナッツバターを塗って食べる。
望ましいのは、自炊力を上げて、健康的な食事を心がけることだが、
生活の立ち上げ段階、かつ自炊力の低い状態では、できることはある程度限られる。
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